応用情報技術者試験は転職では役に立たない?取得してアピールした結果

そんな資格を取っても何の役にも立たないと忠告する正義マンは多いですよね?

役に立つ立たないは人によって違うので、頭ごなしに役に立たない資格とか言われるとカチンとくるもの。

特にIT業界では資格よりも腕が重視される傾向。

応用情報技術者試は実際役に立つのかどうか聞いてみました。

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応用情報技術者を取って転職で評価された体験を語る

応用情報技術者を取って転職で評価された体験を語る

私は年齢37歳男の会社員です。

3年間独立系のIT企業で仕事をして、その後応用情報技術者試験を取得してからユーザ系のIT企業へ転職しました。

応用情報技術者試験は、IT資格試験の登竜門と言える基本情報技術者試験の1つ上ランクの資格です。

マークシートによる単答形式の午前問題、数十文字程度の筆記問題がある午後問題とあり試験時間は長めですが、合格率も資格試験としては低い方で、IT業界の人でも取得するのは結構難しい資格と言われています。

しかし、取得してしまえば履歴書に堂々と記載できる国家資格ですし、基本情報技術者だけを保有している人と差をつけることができるので気合を入れましょう!

転職で大事なものは業務経験で資格は転職では全く役立たないって話も耳にしますが、実際に転職活動をした私としては「そんなことは無い」と感じました。

実際の私の体験談になりますが、職活動時に複数のIT企業の面接を受けました。

IT企業の採用面接では、1次面接から現場技術者や人事担当者の方がセットで来られることが多く、面接時の最初に私の履歴書の資格欄を見て「素晴らしい。応用情報技術者持っているんですね」と誉めてくれる方が多かった。

採用試験に合格して転職した会社でも、人事採用担当の方からのフィードバックで「応用情報技術者試験の資格を有していたので、IT知識面では問題ないと判断した」と言って頂け、改めて「この資格を持っていて良かった。転職の役に立った。」と感じました。

応用情報技術者は独学で過去問題を解きまくっただけ

応用情報技術者は独学で過去問題を解きまくっただけ

応用情報技術者試験の勉強対策は大きく分けて2点あります。

1点目は午前問題対策。

この対策は「応用情報技術者過去問道場」に掲載されている過去3ヵ年分問題をひたすら解きまくりのみ。

情報技術者試験全般に言えるのですが、午前問題は過去問題を繰り返し何回も解くだけで十分合格圏内に入ることができます。

まるまま過去と同じ問題が出題されることもあるので、過去問題を解くだけで十分と言えます。

そもそも基礎部分が分からないとか、私の場合ネットワーク系とストラテジ系、計算系全般の苦手部分対策については、分からない用語をGoogleで検索して調べたり@ITのサイトで仕組みを理解するように努めました。

対策2点目は午後問題対策。

この対策はiTEC社の「午後問題重点対策」って参考書を使って勉強。

使った参考書はこの1冊だけですし、これだけで十分です。

この参考書には午後問題を解く上で知っておくべき知識や、各出題テーマごとのポイントがまとめられており、とても分かりやすい内容になっているのでお勧めです。

これまでの過去10年以上に渡る試験問題を分析し、頻出テーマや解放パターンが整理されていますので、範囲が広い午後問題でも要点を絞って効率的に対策することができました。

記述問題の解き方やお作法にも触れられていたので、記述形式の試験に慣れていない私にとっては試験対策をする上で非常に参考になった形です。

この参考書を使った勉強方法は「参考書のテーマごとの説明文を読む・掲載されている頻出パターンの問題を解く」を2回行うこと。

3回できれば十分ですが、私は時間が限られるので2回にしました。

それでも合格圏内には十分達するかと思います。

応用情報技術者はネット上のテキストだけで合格可能

応用情報技術者はネット上のテキストだけで合格可能

午前問題については、全てインターネット上で公開されている無料サイトを活用たので、かかった費用は0円。

勉強時間ですが、過去問題1回分を解いて、解説を見て、理解することを1回あたり4時間かけて繰り返し。

もちろん、@ITで調べたりする時間も含まれます。

これを6回分の試験に対して実施し且つ3周したため、計72時間程度かかった計算です。

私の場合、基礎が抜けている部分や苦手分野が多かったので時間がかかっていますが、基本情報技術者試験を通じて基礎固めが十分に出来ている人や理解が早い人はもっと早く対策完了できるのではないでしょうか?

午後問題についても、iTEC社の参考書「午後問題重点対策」を1冊購入、定価3,700円の少しお値段は高めですがその分の価値は十分にあります。

この参考書を使って勉強した時間ですが、テーマごとの説明を読む→関連テーマの問題解流れで勉強し、試験の概要説明部分を除くと820ページ程度あるボリュームで参考書1周するのに計160時間かかりました。

2周目は、1回既に読んでいて覚えている部分もあり理解が早かったので100時間程度で終えることが出来ました。

そのため、合計すると午後問題には260時間ほど費やした結果になります。

午後問題についても私は説明を読んで理解することが苦手なため、時間はかなりかかっている方ですが、午後問題は大問1つ1つのボリュームが大きく、解き終えるのにかなり時間がかかっるので、ある程度の時間は覚悟しておいた方がいいですね。

以上から、応用情報技術者試験の対策として要した費用は3,700円、時間は合計332時間ほどかかりました。

コスパがいいかどうかは人それぞれってことですね。

応用情報技術者は難解な問題が出題されるのが悩ましい

応用情報技術者は難解な問題が出題されるのが悩ましい

午前問題については、とにかく過去問題を解きまくることが全て。

基本情報技術者試験に比べると問われる内容が難しくなっており、特に計算問題は計算が得意な人でも頭を悩ませるような問題が出題されます。

またIT知識を問う問題においては、実務でも使わないような知識や用語を問われたりするので悩ましいところですよね?

しかし、過去問題をしっかりこなしておけば十分に合格点が取れますので、恐れずに過去問題の演習を繰り返しましょう!

午後問題についても、私のように1冊の参考書を何周もすることが大事。

不安になって何冊購入してもお金と時間の無駄になるだけですよ!

また実際の試験においては大問1以外の大問は自分で問題を選択できるため、自分の得意分野を選択するようにしましょう。

ここは、選択した大問がミスをしないように確実に押さえておくことが大事。

なお、私のように苦手分野がたくさんある場合は、ある程度の苦手分野対策をしておく必要がありますが、苦手分野が1つくらいであれば思い切ってその分野は捨てる方法も有効です。

(例えば、システム監査系だけが苦手であれば、午後問題の勉強範囲から外し試験でも選択しない等)

応用情報技術者試験は簡単な試験ではありませんが、転職時のアピール面や合格したときの喜びは大きいですのでぜひ諦めずに勉強をがんばってください。

応用情報技術者試験を取得して実際転職で役に立った話

最後に要点をまとめておきます。

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