自分の上司たちって、何であんなに仕事ができないのか不思議に思ったことはありませんか?
もし自分がリーダーなら、管理職なら、所長なら絶対にこんな風にはさせないのにと言うのは簡単ですが、人には立場があってそれぞれ苦悩を持っているもの。
川村さんもいつも愚痴ばかり吐いていた介護職員の補助をやっていた男性。
彼がどうしてもなりたかったのは現場で輝く介護職員。
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介護職員初任者研修を取った理由は現場職への憧れ
皆さんこんにちわ!
昨年まで病院で働いていて、現在はデイサービスで介護職をしている森下です。
私は大阪の豊中市にある病院で事務職兼介護職の補助として働いていましたが、そこでは介護資格がなくても働くには十分でした。
しかし、資格がないため業務内容の大半が、介護職の補助役・雑用ばかりで不満を抱いていたのは確か。
今日は本音を言いますが、直接介護するスタッフに憧れていたのが半分と、輝いて見える彼ら彼女らに嫉妬していたのも半分。
また、病院はベッドの回転数を上げるためリハビリが終わっていなくても、病気が完治すると患者を追い出してしまう風潮がありにプロでもないのに嫌気がさしていました。
それも中途半端な状態で患者さんを放り出してしまうことに、素人ながらに不満は爆発寸前!
毎日「自分だったらこうするのに」「自分に実力があれば追い出したりしないのに」って愚痴ばかり吐くようになり、家族たちからも煙たがられる存在になっていました。
そりゃそうですよね?
家庭にまで職場の愚痴を持ち込んだんですから。
どこに行っても同じようなものでしょうが、ちゃんと資格を取って物申せる介護士として転職したいと…そんな風に思い詰めるようになっていきました。
次の職場では正真正銘資格を取って堂々と行こうと、自費で介護職員初任者研修を取ってやろう!って運びになりました。
流石にこの資格を持っているだけで、偉そうに振舞える資格ではありませんが、まずは介護福祉士への登竜門です。
介護職員初任者研修はニチイの通学セットで学んだ
私は、介護職員初任者研修を取得するためニチイの介護職員初任者研修講座に申し込みしました。
ニチイは業界にいれば誰でも知っている企業だし、医療全般にわたる教育をしている実績のある機関なのを知っていたので信頼感を持てました。
介護職員初任者研修だけでも、修了者が100万人以上って実績も頼もしい限りでしたね。
たまたま私が住んでいる家の近くに教室があったのも、ニチイを選んだ要因のひとつ。
介護資格がないとはいえ、今まで病院で介護の仕事に携わってきた経験がニチイの授業で経験やスキルを生かせることが分かって、それはそれで良かったのかな。
決して下働きも無駄じゃなかったんだと少し前向きになれたのも確か。
講師は実際介護現場で働いていて、現場の様子を熟知した人たちばかり。
ニチイでの教育スタイルは、通学と通信教育がセットになっていて平日は通信、通学は土日のみに設定できたので、病院の仕事をしながら無理なく学習できたのが良かったです。
介護職員初任者研修に合格する知識を身につけるには、ニチイのテキストのみで十分。
内容的には、介護の基本から介護職のためのコミュニケーションスキル、老化や認知症、障害の理解など幅広い内容。
また直前対策のみですが、介護職員初任者研修用のスマートフォンのアプリを活用しました。
このアプリは、介護職員初任者研修の全てのカリキュラムを履修したのちに実施される、終了試験という筆記試験の対策ができるアプリとのこと。
介護職員初任者研修試験対策クイズってアプリです。
いやぁ~世の中便利になったものですね。
介護職員初任者研修の取得に要した費用は7万円
介護職員初任者研修は、何かしらの養成機関で教育を受けないと資格が取得できない仕組みです。
通信講座や独学では資格を取得できないのは、「介護職はご利用者様の命をお預かりする仕事だから」と講師に言われ、ああなるほどなと納得。
ニチイの介護職員初任者研修講座は、私が申し込んだタイミングでキャンペーンが実施されていて、通常受講料110,000円であるところを77,000円で申し込めました。
他のスクールと比較して比較的良心的な料金だったので、迷うことなくニチイに申し込み。
基本的な学習スタイルは、通学講座と通信講座がセットになった一般的なもので、通学講座は土日に開催してくれたため病院で働きながら通うことができて助かった感じです。
一方の通信講座では、テキストを用いた自宅学習。
介護に関する基礎的な知識を学習するのですが、毎日、仕事が終わった後の2時間程度を学習時間に充てました。
学習期間は4カ月間でしたが、自宅学習時間はトータルすると130時間程度でしょうか?
通学の演習時間は90時間くらいだったので、あわせて200時間ちょい。
通学先は、最寄駅の近くでしたので家からも近く通いやすかったですね。
ニチイでは、テキストの理解度を確認するためのレポートの提出もあるので、自分の学習の進捗具合と理解度を常に確かめることができ疑問点も質問しやすい環境にありました。
実習では、介護施設へ演習に行き貴重な体験ができたのも私の宝物になりました。
介護職員初任者研修を取得するのは現場職のマナー
介護のお仕事は無資格でも働ける仕事ですし、今の多くの人たちが敢えて資格を取らず介護のお仕事を続けているのが現状です。
私がそうだったように、ぶっちゃけた話、皆さん責任を取りたくないのが本音だから。
パートタイムや派遣・アルバイトで働けば、そりゃ責任を負うことはありませんが、私の経験から言わせてもらうと、無資格のまま働き続ければご利用者様のためにできることが限られていて、立場的にもお給料的にも肩身の狭い思いを強いられることになります。
どっちを取るかはひとそれぞれですが、やはり同じ介護に携わる者として輝きたいなら、表舞台で活躍したいなら初任者研修ぐらいは取っておくべき。
初任者研修内で学んだ介護の基礎や移乗の基礎に始まり、腰痛にならないためのテクニック、ご高齢者との対話テクニックを学べます。
この辺りは資格がなくても実践で学べるよ!って人もいるでしょうが、介護職員初任者研修を終えて私が思うことはただひとつです。
それは、ご利用者様に対するマナーですね。
実践を通じ学んだ自己流の介護を提供するのではなく、基礎からみっちり学んだ研修をベースに提供する方がよっぽどマナーありと思いませんか?
今更ながらですが、基礎の上に成り立った実践経験があるからこそ、次の介護福祉士への布石とすることができたような気がします。
あの時、ニチイで介護を共に学んだ同志たちとは今も繋がっていて、定期的に勉強会という名の飲み会を開催できています。
社会人になってから職場以外での繋がりはほとんどないと思いますが、たまには青春時代に戻ってみるものいいかもね!
介護職員初任者研修で転職した理由は現場職の憧れ
最後に要点をまとめておきます。
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自費で資格を取るのは、なかなか勇気が必要な行為ですね。
未経験で介護職への転職を考えているのであれば、転職エージェントに頼ってみてはいかがですか?
資格の取得費用を全額負担してくれるだけでなく、不安や疑問点に応えてくれるのでお勧めです。