カラーコーディネーターを独学!たった7万円で転職に役立ったOLのケース

簿記やカラーコーディネーター検定が、どれほど転職に役立つのか疑っている人は多いのではないでしょうか?

私自身、総務職として多くの就職希望者の採用を手掛けてきましたが、基本的に資格欄に書かれた検定試験はスルー。

そうは言っても、需要と供給がバッチリ合うと、転職に役立つリーサルウェポンに変わるのも事実です。

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カラーコーディネーターを独学して業界に戻る準備

カラーコーディネーターを独学して業界に戻る準備

はじめまして。

現在は結婚をして主婦をしながらフリーデザイナーとして働いている30歳。

実は私、以前は接客業や事務職で働いていました。

なぜ私がデザイナーになったのか、もともと学生時代はデザインの勉強をしていて就職したんですが、これまで勉強していた分野とは違う分野の業界に入ったため、気持ちがついて行けなくなってしまい転職。

デザイン職から離れた後は、先ほどお伝えしたように接客業や事務職として働いていました。

接客業は、食器や雑貨などの店舗を転々としながら働いていました。

デザインにこだわったものを置いているお店で、好きなだけ眺めていられる接客業は楽しい思い出があります。

また、今までお客さんのことを考えているとは言いつつも、実際にどのような商品やデザインの商品を手に取ってもらえるのか、分かっていません。

接客業を通して、お客さんの声は聞けるようになったのですが、そんな中でふつふつと再びデザイン系の仕事に就きたい意識が湧いてしまいました。

ただ、ブランクもあるから、何か資格を取ったり勉強を改めてしたい想いが強かったんですね。

私は、カラーコーディネーター検定資格に挑戦。

これは、色彩検定とも似た資格なのですが、商工会議所が運営しているので、実際のデザイン現場でも大きく役に立つ資格でもあります。

色についてだけでなく、その範囲はとても広いです。

だからこそ、勉強していても実際に接客業の中でもとっても役に立つ資格でしたね。

ディスプレーについてや、光のことも検定内容に入っているカラーコーディネーター検定は、3級から1級まであるのですが在籍中に1級まで取得できました。

勉強しながら、現場でも知識が活かされ、もっと勉強したい想いが日に日に強くなっていきましたね。

カラーコーディネーターを独学で全ての級に挑戦した

カラーコーディネーターを独学で全ての級に挑戦した

私の場合、資格は働きながら、どの級も頑張って独学して取得しました。

そもそも、カラーコーディネーター検定は認知度も低く通信講座もなかなか見つかりません。

ユーキャンのカラーコーディネーター検定は、商工会議所で行っているものとは種類が違うようで、内容は似ているものの、少しわかりやすく、様々な人に取得してもらえる印象を受けました。

他にも、個々に勉強できる学校はいくつかありましたが、通学だと遠方まで通う必要があったので仕方なしに独学で始めることにしました。

幸い、テキストは書店で購入することができました。

3級、2級は、公式テキスト以外の参考書も置かれていたので、内容の分かりやすさや価格などを比較して、手ごろなものを選んで勉強。

学生時代デザイン系を学んでいたので、3級と2級は比較的簡単でしたね。

色彩検定は勉強したことがないのですが、内容はさほど変わらないように感じました。

特に、色彩についての範囲は重複しているところも多いので、学生にとっても取得しやすいのではないでしょうか?

3級、2級を受けてみてわかったのですが、試験の内容はほとんど公式テキストから出題されます。

公式テキストをしっかり読んで理解していれば、基本的にはある程度の点数が取れてしまいますね。

ただ、やはりテキストの内容はとっても多いので、読むだけでも、かなり時間がかかりますね。

それでも、勤務休憩中や、朝の出勤前、帰宅後少しずつ勉強をしました。

基本的には、読んで内容を理解するだけ、そして分からない部分は、ノートにメモして自分なりに分かりやすくまとめました。

カラーコーディネーターの独学にかかった費用は7万円

カラーコーディネーターの独学にかかった費用は7万円

取得するのにかかった時間は、3級と2級がそれぞれ半年程度。

半年に1回試験が設けられているので1年勉強したら大抵は合格する試験ですね。

1級に関しては、年1回の試験で、かつ1級のみ商品・環境・ファッションの3分野に分かれます。

私は、実務経験を生かして、商品分野を受験。

それぞれ範囲が重複している箇所はあるのですが、それぞれ独特な内容も多くあります。

特に商品分野は、素材に関する範囲が多い印象ですね。

木やプラスチックの素材ごとの違いは、覚えるのに苦労しましたね。

また試験内容としても、最終問題は少し作文のような試験となるので、他の級よりも難しさがありました。

半分は選択問題で、後半は記述式です。

この記述式は、ちゃんと理解できているのか確かめる部分となっているので、しっかり対策を立てておくべきですよ。

3級、2級の内容も少し入ってくるので、本当に理解していなければ解けないですね。

私は、2回ほど1級にチャレンジしたのですが、初回は記述式で不合格。

初年度1級を1年以上勉強していて、選択問題のほとんどは合格点だったのに対し最後の問題で点数が伸びませんでした。

カラーコーディネーター検定にかかった費用の内訳は、テキスト代と受験費のみ。

1級に関しても、3万円程度しかかからなかったと記憶しています。

独学だったから、これだけ費用を抑えることができましたが通学だともっと費用が嵩んでしまいますね。

受験料は、1級は1万円程度かかります。2回受けたので、2万円。

そして、公式テキストは定期的に改版されるのですが、私が受験した2回ともラッキーなことに改版されなかったので同じテキストで勉強できました。

偶然にも、内容が変わらなかったのも、合格できた要因かもしれません。

カラーコーディネーターを独学で取ったら肩書が使えた

カラーコーディネーターを独学で取ったら肩書が使えた

カラーコーディネーター検定は、まだまだ認知度の低い検定。

しかし、私はこの検定を取得したおかげで、再びデザイン職に就くことができました。

事務職で勤務した後、偶然デザイン職の求人を発見し、面接を受けてみました。

すると、大抵は未経験者ですと面接を受けても不合格ですが、カラーコーディネーター検定を持っている話をしたところ、そこから採用へと繋がりました。

面接官の方は、カラーコーディネーター検定を知らないようでしたが、内容が実務的なことや勉強していた実績を評価してもらうことができました。

もし、デザイン職に就きたいと考えている方がいらっしゃれば、こういった資格を取得することも考えてみてはいかがでしょうか?

私のようにブランクはあったけれど、カラーコーディネーターの資格を取得したことで、再びデザイン職に就くことができる例もあります。

資格に合格すると、称号もいただけます。

免許証のようなカード型のものが合格通知と共に送られてくるのですが、合格することでカラーコーディネーターと堂々と名乗ることができ実感が湧きますね。

ちなみに2級は、アシスタントカラーコーディネーターって呼称ですね。

アシスタントが付くのと付かないのとでは、かなりテンションが違ってくるのではないでしょうか?

もちろん、デザイン関連で働く人以外にもこの資格はお勧め。

接客業で働いていた時、本当に今までよりも見方が変わりました。

どうやって商品を置いたらいいのか、どうやってお客さんにアピールすればいいのかが分かりませんでしたが、この検定を勉強したことで、そういった悩みも少しずつ解消されました。

実務的な内容だからこそ、すぐに仕事に活かすことができる検定です。

今、デザイン職で働いている人も、より一歩先に行く助けになるはずです。

カラーコーディネーターを7万円かけて独学したOL

最後に要点をまとめておきます。

カラーコーディネーター検定試験概要

  • 分野:ファッション
  • 種類:民間資格
  • 勉強:公式テキスト・講座・通信・独学
  • 合格率:58.5%
  • 検定料:5,340円

検定試験でも使いようによりリーサルウェポンになりますね。

カラーコーディネーターは、転職には役に立たない先入観で見てしまった自分に反省。